Google対中国

ちょっと遅いですが、あけましておめでとうございます。
近頃の寒さに出不精になっている石井です。

 年明け早々ものすごいニュースが飛び込んできました。
 ここにきて、Googleと中国との間に大きな亀裂が生まれてきました。手始めにそれまで検閲対象にしてきた事項を公開するという思い切ったものです。

中国のグーグル検索に「天安門事件」登場、オフィスは厳戒
Google、中国からの大型サイバー攻撃に中国市場撤退も
Googleにとっての中国: 人権うんぬんよりも世界でのビジネスが第一

 Googleの過激な行動が、中国でシェアが伸び悩んでいた事の裏返しだとしても、この行動の行く末にはかなり重大な事が潜んでいるように感じます。
 資本主義では結局、マーケットが大きい方の言い分が一方的に通ってしまう傾向があるので、今の中国のやり方がそのマーケット規模を背景に通ってしまうような事になると、他の国も追随する事が十分に考えられます。
 何しろどの国だって触れて欲しくない部分はあるし、途上国なら開発独裁などで経済発展のために様々な統制を強めたがるので。他にも敬虔な宗教国などでもそうでしょう。実際、自由をよしとする国なんて世界から見れば少数派だとも言えます。
 極端な話、そうなったらもう言論の自由も過去のものになるかもしれません。今のこの国でさえ、思想狩りや言葉狩りは絶えませんし、それ以前に皆がやっているからウチもやるかみたいな論調でなし崩し的に規制されるようになるような事がないとも言えない。
 Googleの思想としては、そういう流れは看過できないってこともあるんじゃないかなぁと。

 いずれにしろ、今後の行く末が非常に気になるニュースです。この結果如何で、これからの世の中の行く末も決まってくるんじゃないかなと思うくらい。

 たとえば、もし中国がGoogleを締め出した場合、Androidを使用している携帯は中国では使えなくなってしまいます。これだけでも携帯メーカーを含めた広範囲の影響は避けられません。
 もともと携帯電話会社も意気込んで中国進出をしたものの、結局国内企業に占有されてしまって、あまり芳しい結果は得られていないようですし、これ幸いとGoogleの撤退に追随するところも出てくる可能性だってありえます。
 ひょっとすると今年は世界的なチャイナリスク元年の年になるのかもしれないなどと思ってしまいました。

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